研修

海外研修・調査

介護福祉士海外研修・調査:研修報告

日本と他国との考えや捉え方の違いを知ることができ、現場での対応の柔軟性が欠けていることを実感しました。また、チームワークに関しても皆が同じような支援ができるように、起きてしまったことに対して誰がと犯人捜しをするのではなく、それに対して調査し対処していくなど職員間のわだかまりができづらく円滑なコミュニケーションが取れるような考え方をしており、自らが働く現場でもそのように改善をしていきたいと思いました。

私が所属している施設は、日中支援型の生活介護とグループホームを運営していて、両施設においても職員の人手不足もあり、なかなか個人の生活の流れに大半を合わせて過ごせていないという実態があります。1日の流れに利用者をのせてしまい、作業、食事、入浴等も行なってしまうことが多いのが現状です。講義の映像をみて、一人の利用者に対して一人の担当者という発言があり、自身の施設では難しいところもありますが、職員それぞれが意識をすることで、一人に対してもう少し寄り添える支援ができると映像をみて実際の現場を思い返して感じた所でもありました。
また、職員の立場の垣根も日本の施設には多く、垣根を取り払えるような仕組みや体制、決まりも必要であると感じたので、現場でしっかりと考えて生かしていきたいです。

働いている職員や入居者様に笑顔が多い点、職員も入居者様に対し深くその人を知ろうとする関心の高さや、リハビリや日々の日課に対してどうしていこうかという取り組みに対しての姿勢に感心しました。デンマークでは、施設での介護に関わる全ての研究が国を挙げて積極的であり、各施設のプロフィールに沿って、入居者様がより落ち着いて人生を豊かに過ごすための取り組みを専門職を駆使して取り組んでいるのが、質が高いと感じました。働いている職員も、講義の動画からは焦りもなく、穏やかに時間が流れている印象を感じました。

支援の中でどうしても利用者の方をこちら側の意思で誘導してしまう、話を最後まで待つことができず提示してしまうことがあることが研修を受けて反省すべき点であったと気付きました。利用者の方が選択してもらえる場面を作り、返答を待つ時間や気持ちの余裕を今一度振り返り考え直したいと思いました。
また、サービス面ではレクリエーションや食事の機会などに、利用者の方が選択できる場面が作れるよう、検討していきたいと感じました。

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